2024 / 8 / 5
どんな天板を選ぶかによって、部屋の印象は大きく変わるもの。とはいえ素材・色・形はさまざまで、いざ選ぼうとするとどれがよいのか迷ってしまいますよね。今回はダイニングテーブルをメインに、天板選びのポイントやおすすめの素材などについて詳しくご紹介します。
目次
天板を選ぶときは、以下のようなポイントを意識しましょう。
1.求める印象や用途に合わせて素材を選ぶ
2.インテリアにマッチするデザインを選ぶ
3.長く使うなら耐久性にも注目
4.メンテナンス方法をチェックしておく
5.予算内に収まるか確認する
ワーキングデスクやソファの前に置くローテーブルなど、天板の用途はさまざまです。設置したい部屋やスペースによっても、選ぶべき天板は異なります。なかでも、仕事や趣味に使ったり子どもが宿題をしたりと、多目的に使われるのがダイニングテーブル。天板を選ぶ際は、インテリアに合うかはもちろん、耐久性やメンテナンスのしやすさなども考慮するのがポイントです。
天板の素材には、主に木・ガラス・メラミン塗装などがあります。木はあたたかみがありつつ、モダンな印象も演出できるオールマイティな素材。ガラスはスタイリッシュで抜け感のある印象に、メラミン樹脂で塗装したものは軽やかでポップな印象を与えます。
素材選びで迷ったら、インテリアや用途を選ばない木の天板がよいでしょう。ガラスは食器などを置いたときに音がする、メラミンは傷が気になるといったデメリットも。それに対し、木は物を置いても音がしづらく、作業用や食事用として活躍します。 とくに、ダイニングテーブルの天板には、耐久性に優れた木がおすすめ。メンテナンスしながらきれいな状態をキープできるので、気に入ったテーブルを長く愛用したい人にもぴったりです。
無垢材は、一本の木から切り出された板のこと。自然な木目や質感を楽しめるほか、使うほどに深まる風合いも楽しめます。集成材は小さな木材を接着剤で結合させたもの、化粧板は表面を化粧紙やメラミンなどの樹脂でおおったものです。 無垢材であれば、キッチンのワークトップに使用することも可能。無垢材の堅木は水にも火にも強いので、コンロや食洗機などを組み込んでオリジナルのキッチンを作り上げるのもおしゃれです。
無垢材を使用したキッチンのワークトップについてはこちら。
木の天板を選ぶ場合は、樹種ごとの魅力や特徴を知っておきましょう。木目や色合いなど持ち味が大きく異なるので、仕上がりにこだわるなら実際に見て選ぶのがおすすめです。ここでは人気の樹種を3つご紹介します。
日本ではおなじみの木材で、赤みを感じさせる色合いと存在感のある木目が特徴。高級感のあるツヤのある風合いが魅力で、同じケヤキでも表情が大きく異なります。硬さがあり、耐久性の高い素材としても人気です。
細かく波打つような木目と明るい色味が特徴。美しい見た目を活かして一枚板のテーブルに使われることも多く、アイアンの脚など異素材とも好相性です。身近な木材ですが、最近は人気のため品薄になっています。
濃い部分と明るい部分のコントラストが個性的な木材。手触りは柔らかくなめらかでありながら、適度な硬さもあるため、日常使いのテーブルにも加工しやすい素材です。おしゃれな印象が強く、インテリアの主役にできます。
木を使ったインテリアについては下記で詳しく解説していますので、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
木のある生活をはじめるために。木製インテリアの魅力やメンテナンス方法を解説
スタイリッシュでモダンな空間が好みなら、丸みを排除したデザインがおすすめ。インダストリアルスタイルには、天板に黒のアイアン脚を組み合わせるとなじみやすいでしょう。北欧スタイルに合う明るい色合いの天板は、和風の部屋にもよくマッチします。
たとえば、ダークな床にこげ茶色のウォルナット天板を合わせれば、自然と統一感が生まれます。重厚感を出したいときは厚めの天板やどっしりとした脚を、カジュアルに見せたいときは細めの脚を選ぶなど、天板の厚みや脚のデザインでも印象が変わります。
何人で座るのか、どこに置くのかに合わせて天板を選ぶことが大切です。大勢で囲むことが多いなら王道の長方形をチョイス。味のある一枚板を、カウンターテーブルのように配置する場合もあります。 空間に余裕がある場合は、ラウンド型や楕円型もよいでしょう。座っている人の顔を見渡しやすく、自然と会話が弾みます。ただし、長方形に比べると椅子を引いたときのスペースが必要なので、動線が確保できるかもしっかり確認してくださいね。
素材ごとに天板の耐久性は異なります。耐久性の高い強化ガラスもよいですが、子どもがいるなど傷がつきやすい環境で使うなら木材がおすすめ。ガラスの抜け感がほしい人は、無垢材の中央にガラスをはめ込んだ天板を選ぶのもよいでしょう。
・木製天板:丈夫で耐久性が高い。定期的なメンテナンスが必要
・ガラス天板:強化ガラスなら耐久性が上がる。高温や衝撃によって割れるリスクがある
・メラミン化粧板:コスパの高さが魅力だが、傷がつきやすく、高温や強い衝撃には弱い
木製の場合、かえでやモンキーポッド、欅(けやき)など硬くて耐久性の高い樹種を選ぶことも大切。耐水性にも優れた樹種なら、ダイニングやキッチンで使う天板にも適しています。
木製天板の仕上げには、オイル仕上げやウレタン仕上げなどがあります。オイル仕上げは木の質感がダイレクトに味わえる一方で、オイルによる定期的なメンテナンスが必要。カバー力には欠けるので、ソリや木割れの可能性もあります。 日々の手入れを楽にしたい人には、熱や水に強いウレタン仕上げがおすすめ。飲み物による輪染みもできにくく、食べこぼしなどもサッと拭き取るだけでOKです。メーカーやショップによって仕上がりは異なりますが、無垢材の風合いをできるだけ残したウレタン仕上げも可能です。
天板の価格は、商品によってかなり幅があります。予算に収めるために、素材や加工による価格の違いや、配送料なども確認しておきましょう。たとえばチークなどの高級木材は価格が高めです。また、凝ったデザインや複雑な加工を施したものほど、高価なものが多い傾向に。美しい外観と高い耐久性を兼ね備えた天板を求めるなら、予算に応じてオーダーを検討するのもおすすめです。
予算を下げたい人は、個性的で美しい見た目も楽しめるポプラなどの木材に目を向けるのもあり。価格重視で選ぶのであれば、薄い木材を合板に貼り付けた突き板や、樹脂などをコーティングしたラミネート加工のほうが安く購入できます。
サイズの大きな天板を選ぶ場合は、配送料や設置にかかる費用も確認しておきましょう。住んでいるエリアによっても料金が異なるので、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
部屋のなかでも目につきやすい天板は、インテリアの印象も左右します。そのため、使いたいシチュエーションに合わせて素材やデザインを吟味することが大切。好みの天板を購入して、脚をDIYでつけるのもよいでしょう。 また、耐久性やメンテナンスのしやすさも外せないポイントです。気に入ったものを長く使うためには、手入れ方法なども相談できるスタッフのいる店舗を選んでくださいね。
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