2024 / 6 / 28
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木製まな板に手入れが必要な理由は、主に2つ。1つ目の理由は、手入れすることで細菌や雑菌の繁殖を防ぐため。食材を切る際まな板は細かいキズがつきますが、その中に入り込んだタンパク質汚れなどが腐敗すると、雑菌の繁殖につながります。もう1つの理由は、割れや傷みを防ぎ、まな板の寿命を延ばすためです。水分を含む木製まな板は、急激な温度変化や乾燥を嫌うもの。日常的な手入れで、反りや割れを防ぐことができます。
木という性質上、きちんと手入れしないと黒ずみが生じたり、反りが発生したりします。木製まな板はプラスチック製に比べるとカビが生えやすく、カビを放っておくと黒ずみになってしまうことも。また、濡れたまま長時間放置すると、カビが生えやすいだけでなく、反りの原因になってしまいます。きれいな状態をキープできるようメンテナンスすることが大切です。
基本の手入れは、まな板の使用後に必ず行いましょう。使う道具や洗い方はメーカーなどによっても異なりますが、ここではおすすめの方法をご紹介します。
木製まな板を長く使うなら、定期的な手入れも取り入れましょう。少し手間をかけて手入れすることで、美しい木の質感を保ち、清潔に使い続けられます。
木製まな板は、できるだけ風通しのよい乾燥した場所で保管してください。木目が縦になるよう、まな板スタンドなどに立てかけておくのが基本。穴あきタイプであればフックで吊るして保管するのもよいでしょう。引き出しや棚にしまう場合は、必ず十分に乾かしておくこと。湿気がある場所に保管するとカビが生えてしまうこともあるので、湿気がこもりやすいシンク下などは避けたほうが無難です。
木製まな板を保管する際は、直射日光を避けることが大切。木はもともと水気を含んでいるので、過度な乾燥や温度変化に弱いのが特徴です。日光で急激な乾燥が進んだり温まったりすることで、反りや割れが発生する可能性もあります。また、均等に乾燥した状態を保つため、洗い流す際は表と裏の両面にしっかり水をかけるのもポイントです。万が一反ってしまっても、全面を濡らしたあと木の目が縦になるように立てかけておけば、大体は元に戻るので大丈夫。戻らないときは、反った凹面に濡れふきんを掛け、凸面に日光を当てて直す方法もあります。
お気に入りのまな板を見つけたら、できるだけ長く使いたいもの。ここでは、木製まな板の寿命を延ばすためのちょっとした工夫をご紹介します。
木製まな板の寿命は、一般的に5~7年ほどです。プラスチック製は2年ほどで買い替えることが多いので、木製まな板のほうが長く使えます。木製のまな板は、きちんと手入れしながら使うことで長く使えるアイテムといえるでしょう。もちろん、途中で黒ずみなどが濃くなったり、キズが目立ってきたりしたときも買い換えのタイミングです。正しい手入れをしているのにもかかわらず、黒ずみなどの汚れが落ちなくなった場合は、まな板の表面がすり減っている可能性も。
薄いまな板だと長期の使用で歪んだまま直らないこともあるので、その場合も交換を検討する判断材料になります。買い替えの必要があるのにそのまま使い続けると、雑菌やカビの繁殖につながり、食中毒のリスクもあるので注意が必要です。包丁のあたりも悪くなるため、食材を切りづらいと感じることも増えるはず。また、見るからにくたびれたまな板を使っていると、料理のテンションも下がります。買い換えのタイミングが来たと判断したら、新たなお気に入りを探しましょう。
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