人気の一枚板とは!特徴と活用方法を紹介

2024 / 8 / 19

この記事ではテーブルをメインに、人気の一枚板の種類や選び方のポイント、メンテナンス方法などをご紹介します。家族とともに経年変化を楽しめる、一枚板の家具の魅力をたっぷりと味わいましょう。

一枚板の魅力とは

ひと括りに一枚板といっても、木材の種類や使用する場所によって色合いや木目が大きく変わります。同じものはない、世界にただひとつのアイテムです。

色合いの豊富さ

一枚板は深いブラウンから白味の強いものまで豊富にあり、どんなテイストにも合わせることができるので、部屋を大きく占める家具に取り入れれば目を引くのは間違いありません。時が経つとともに変化する色合いは、わが子の成長を見守るような楽しみがあります。

木目と杢目の違い

「木目」は木材の切り口の年輪模様のことで、「杢目(もくめ)」とは傷などの影響で変化した特殊な年輪模様のことで、非常に複雑で美しい模様が特徴です。この模様は1本の木から出現する部分が限られているため希少価値が高いです。直線的な杢目から気泡のような柄まで多くの種類があり、それぞれに名前がついています。

空間に合わせた一枚板の選び方

空間の用途と一枚板の役割

一枚板はリビングやダイニングのテーブルでよく使われ、サイズが大きいため目につきやすく、温かみのある素材は自然と人を惹きつけ、家族団らんの空間をもたらしてくれます。ライフスタイルに合わせてリメイクができ、長く使っていても飽きることはありません。

大きめのダイニングテーブルから座卓にしたり、勉強机やワークスペースに合わせてカットすることもできます。テレビボードとして目に付く場所に設置するのもおすすめです。間接照明と合わせれば昼間とは違った一枚板の表情を引き出し、夜の時間がより癒されるものになるでしょう。

色合いと木目で空間を引き立てる

木製の家具は、さまざまな素材が登場した今でも愛されています。一枚板のデザインは人工素材では再現できない温かみがあり、空間のアクセントにもなる存在感があります。たとえば、アイアン素材の脚を組み合わせたテーブルは、現代のインテリアに合うデザインとなっています。ブラックは一枚板の色を引き立て、シルバーや木製は北欧風な印象に仕上げてくれます。

人気の一枚板材木とその特徴

国産材木の特徴と魅力

国産材木は流通量が少なく価格が少し高めではありますが、日本の高温多湿の風土に合っています。肌触りもよく、年輪の美しさも人気のひとつです。

ケヤキ深い色合いで木目も美しく、海外でも人気の高い木材。古くから高級材として歴史的建造物にも多く使われ、劣化しづらく、価値が下がりにくいとされています。湿気や傷にも強いのでダイニングテーブルにおすすめです。
栃(とち)北海道や東北に生息する広葉樹です。明るく優しい色味でナチュラルテイストの部屋に合わせやすく、ファブリックとの相性も抜群。とても丈夫で波状の木目に沿ったカットが特徴的です。
楠(くす)耐湿に優れている木材です。塗装後は薄れてしまいますがクスノキならではの香りがあり、防虫効果もあるため古くからタンスなどに使われていました。とても上品な印象があります。広葉樹の中では少し硬さが劣るので、多少の傷も味として楽しめる方におすすめです。
日本固有の木からとれる一枚板は、まっすぐな木目で肌触りがよく、濃淡の色味が楽しめます。調質性と保湿性に優れていて、軽い素材で動かしやすいです。

海外産材木の個性と用途

広大な土地で育った海外の木は大きく育ち、日本にはない多くの樹種があります。重厚感があるものから淡い色まで選択肢も多く、取り入れやすい価格帯なので家具をそろえて統一感を出すこともできます。

ウォールナット世界三大銘木のひとつ。アメリカやカナダの一部が産地です。
耐久性に優れていて傷がつきにくいので、使用頻度の高い家具におすすめです。落ち着きのある深い色味と直線的な杢目が洗練された空間を演出してくれます。
モンキーポッド気温の高いハワイ、東南アジアなどの地域に生息しています。
使い続けると色味が明るくなり、変化を楽しめる木材です。端は明るく中心は濃い色が特徴的で、その濃淡が目をひくアクセントになります。
ブビンガ亜熱帯雨林に生息する広葉樹。しま模様の杢目が個性的です。
テーブルにすれば端にラインが入っているようなデザインがアクセントになり、経年変化で濃い赤茶色になる様子も楽しめます。強度が高く湿気や害虫にも強いです。
ポプラ北米を中心として生息しています。柔らかく加工しやすいのでDIY用の木材としても販売されています。木の質感や温もりを感じやすいのでナチュラルテイストの部屋に合わせやすいですが、コブ杢によって個性も演出できます。

一枚板を活用した空間デザイン例

リビングスペースでの活用法

一枚板はセンターテーブルやダイニングテーブルとして置くことで、部屋にアクセントを加えることができ、周辺の家具もグッとハイセンスなものに感じられます。自然な木材はリラックス効果があり、長く住み続ける場所だからこそ、経年変化も含めて楽しめます。

オフィスや商業空間での演出方法

お客様を出迎えるカウンターテーブルが一枚板であれば、会社の顔としての存在感を演出してくれます。高級感をもたせつつも、自然な素材が緊張をほぐしてくれます。飲食店では料理の美味しさを引き立てて満足度を高める効果もあり、無機質なテーブルよりも印象的な空間となるでしょう。

一枚板選びのコツとメンテナンス

購入時のポイント

一枚板を検討する際には以下の4つのポイントを意識して探してみてください。

  1.木材の種類
  2.色や杢目のデザイン、形
  3.脚の色と形
  4.仕上げの塗装方法

最初の3つは好みと用途によって選んでいただければ問題はありません。時間をかけてでも、じっくり探していきましょう。最後の塗装方法については簡単に説明いたします。

仕上げの塗装方法にはオイル塗装とワックス塗装、ウレタン塗装の3種類があります。オイル塗装は家具用のオイルを浸透させて手触りをよくした方法で、布を使って薄く刷り込んでいきます。木の素材を活かし、樹種によっては香りを楽しむことができます。ただし、劣化を防ぐために定期的にオイルを塗る必要があります。ワックス塗装はオイルほど浸透させずに、表面を保護して汚れなどから守ってくれます。色味や手触りも木材をそのまま使用したような仕上がりです。時間が経つと蒸発していくため、年に一度は塗りなおしをすると長く素材を楽しめます。

ウレタン塗装は木の表面を塗膜でコーティングする方法です。水や汚れに強く、割れや反りが発生しにくいメリットがあります。 効果は長期間持続するため、日常のメンテナンスを楽に行うことができます。塗装後の一枚板の状態を知っておくと、仕上がりの好みからも木材を選びやすくなります。最初に見たイメージと違う、とならないように確認しておきましょう。

長期間美しさを保つメンテナンス方法

毎日のお手入れはから拭きがおすすめです。汚れがひどい場合は中性洗剤を水やぬるま湯で薄めて、ふきんを固く絞って拭き上げましょう。長時間濡れたままでは変色してしまうので注意が必要です。購入からアフターケアまでサポートしてくれる専門店を見つけておくと、キズや汚れがついてしまっても相談できるので安心です。長く使い続けられるアイテムだからこそ、好みも実用性も備えた素敵な一枚板を見つけていきましょう。

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