木材をインテリアに取り入れるなら、ぜひチェックしたいのがレジンと一枚板の組み合わせです。この記事では、レジンの活用アイデアや、無垢材との相性、メンテナンス方法などを詳しく解説します。オリジナルのアイテムにこだわりたい人はチェックしてみてくださいね。

レジンとは?一枚板との相性や素材の特徴をチェック

レジン(Resin)とは「樹脂」を意味する英単語。天然の樹脂もありますが、ハンドメイド作品やテーブルなどに使われるレジンは合成樹脂がほとんどです。液体状から固体に変化する特性があり、青や赤などに着色して楽しむこともできます。

一枚板とレジンの組み合わせの魅力は、デザイン性の高さ

レジンの魅力は、自由度の高いデザイン性と透明感です。アート作品でも人気の素材で、とくに木材との組み合わせは、自然と人工的なものとのコントラストが新鮮。また、硬化したあとは耐久性が高まり、水や熱に強いのもうれしいポイントです。

ウッドレジンやレジンテーブルとして楽しめる

ウッドレジンとは、木材とレジンを組み合わせて作られる素材や作品のこと。型に流し入れて固めたり、木の割れ目に流し込んで埋めたりと、アイデア次第でさまざまな使い方ができる素材です。アクセサリー用素材としての印象も強いですが、レジンテーブルのように大きなアイテムでも使われています。

レジンを活用したインテリアに注目

レジンと一枚板の組み合わせは、インテリアに取り入れることで新たな魅力を生み出します。自然の美しさとモダンなデザインが融合したアイテムは、おしゃれなうえにインパクトも大。家具などに取り入れて異素材ミックスを楽しむ人も増えています。

レジンの活用方法 | 一枚板テーブルのためのアイデア

大きな木から切り出した一枚板は、個性的な形状を楽しめるのが醍醐味。レジンと組み合わせれば、美しい木目を閉じ込めたり割れ目を埋めたりと、加工やデザインの自由度が格段にアップします。ここでは、レジンを使ったテーブルのアイデアを3つご紹介します。

木材の割れ目や欠けを埋める

液体から固体に変化するレジンは、一枚板の自然な割れ目や節を埋めるのに適した素材です。そのままではテーブルとして使いづらい形状の木材も、レジンを活用することにより、美しさと耐久性を兼ね備えたデザインに生まれ変わります。

リバーテーブルで自然の美しさを再現

リバーテーブルとは、無垢材の中央にレジンを流し込み、川や海を表現したテーブルのこと。ウッドリバーテーブルとも呼ばれ、海外で誕生したあと、日本でもSNSなどで話題になりました。自然と人工素材が織り成すコントラストを日常に取り込める、遊び心とデザイン性が大きな魅力です。

きれいな長方形テーブルに整える

凸凹が激しくテーブルとしては加工できない一枚板も、周囲をレジンで補強すれば、使いやすい形状に整えることができます。エッジ部分を整えつつレジンの透明感を引き出すには、職人の熟練した技が必要。専門店で気に入った一枚板に出会ったら、レジン加工を検討するのもよいでしょう。

レジンの注意点とは

ハンドメイドやDIY素材として個人でも使えるレジン。用途にもよりますが、基本的には以下のような点に注意する必要があります。

レジンの種類を確認する

レジンは何種類かありますが、ハンドメイド・DIY・家具の加工などに使われるのは合成レジン。合成レジンは、大きく分けて「UVレジン」と「エポキシレジン」の2種類があります。

▼合成レジンの種類

UVレジンUVライトなどで硬化させる。数十分程度で固まる
エポキシレジン主剤と硬化剤を混ぜ、化学反応で硬化させる。固まるには1~3日かかる

アクセサリー製作には「UVレジン」がよく使われます。素手で触るとアレルギー反応が起こることもあるので、取り扱いには注意が必要。レジンテーブルにはエポキシレジンが使われ、扱っているメーカーによって特性やクオリティが異なります。

黄変や剥離が気になる場合も

レジンは時間の経過とともに黄変します。メーカーによっては1年ほどで変色してしまうものもあるため、長く愛用するのであれば、クオリティの高いものを使っているか確認するほうがよいでしょう。また、一枚板を使用したレジンテーブルなどの場合、木材の乾燥が足りないと木との接着部分が剥離したり、内部でカビが発生したりすることもあります。こういったことを避けるなら、専用の乾燥機を使っているような工房が手掛けたものを選ぶことが大切です。

品質を重視したい人は、無垢材を扱う専門店で購入する

無垢材でも一枚板などは高価なものが多く、レジン加工の場合も同様です。透明感を最大限に引き出しながら加工するなど、レジンの扱いには高い技術が必要。樹種によってレジンとの相性も異なるため、無垢材を知り尽くした専門店での購入がおすすめです。

一枚板×レジンテーブルの加工と仕上げ

レジンテーブルの加工と仕上げは、作品の完成度を左右する重要なステップです。テーブルに使用する無垢材は、しっかりと乾燥させておく工程が欠かせません。木材の含水率が高いと、レジンの硬化不良や剥離の原因になることも。エポキシレジンは透明度が高いので、注入時には気泡が入らないよう留意する必要があります。レジンが硬化したら研磨作業に入ります。粗めのサンドペーパーで全体を整え、徐々に細かい目のサンドペーパーに切り替えていきます。

ミリ単位での高精度研磨が可能なベルトサンダーに加え、人力での研磨を組み合わせることもあります。仕上げとして、一枚板とレジン部分を保護するためにトップコートを施します。レジン自体をコーティングとして使い、テーブルの表面全体をカバーする場合も。レジンの透明感を引き出せるかは職人の技によるところも大きいので、信頼できる専門店や工房に依頼しましょう。

レジンテーブルのメンテナンス方法

日常的なメンテナンスは通常の無垢材テーブルと同じ。こまめな乾拭きを基本に、食べこぼしなどで汚れたらサッと拭き取っておきます。もともとレジン部分は汚れがつきづらいので、特別なお手入れはしなくても問題ありません。レジンは熱に強く耐久性が高い素材です。ただし、食器の裏のようにザラザラしたものを引きずると傷がつくので注意しましょう。また、黄変の進行を遅らせるために、高温多湿な環境や直射日光の当たる場所を避けることも大切です。

まとめ | レジンと一枚板の組み合わせを楽しもう

レジンを活用したアイテムはデザイン性の高さで人気。特に一枚板と組み合わせることで、ほかにはないオリジナル感が楽しめます。DIYで取り入れるのもよいですし、オーダー家具店でサイドテーブルやダイニングテーブルを手に入れてみるのもよいでしょう。

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