素敵なダイニングスペースを作るには、空間に合うか、どのような使い方をするのか、収納は必要なのかなど、ライフスタイルにぴったり合うものを選ぶことが大切です。

暮らしにフィットしたダイニングテーブルを選ぶために

ダイニングテーブルの使用頻度や使い方はさまざまです。たとえば、朝食や軽食はキッチンのカウンターで食べる場合、ダイニングテーブルを使うのは夕食時のみという場合もあるでしょう。食事をする以外にも、勉強や仕事に使ったり趣味の活動に使ったりする場合、日常的に使う回数は多くなります。くつろぎ感を重視するのか、多用途に耐える機能性を重視するのかなど、それぞれのシーンをイメージして選ぶと自分の生活にフィットしたものが選べます。

使う人に合わせてダイニングテーブルのサイズや形を選ぼう

まずは、家族構成や使う人に合わせ、サイズ・形状を選びます。使いやすいダイニングテーブルを選ぶためには、動線が確保できるかも確認することがも大切です。

テーブル幅は「1人分に必要なサイズ × 人数」が基本

食事をする際に1人が必要とするスペースは、一般的に「幅60cm × 奥行き40cm」程度といわれています。これに使用する人数を掛け合わせたものが、最低限必要なテーブルのサイズです。ゆったりとくつろげるよう、1人分の横幅は、20cm足した約80cmを目安にするとよいでしょう。

【天板サイズの目安】

使用人数長方形・正方形円形
1〜2人幅80cm × 奥行80cm直径80cm
3~4人幅150cm × 奥行80cm直径100cm
6人幅180cm × 奥行80cm直径120cm

上記にあげたのはあくまで目安のサイズです。実際に設置するスペースや使用目的に合わせて確認してください。2人用を探している人も少し大きめのサイズを選んでおけば、作業する際や来客時に便利ですよ。

天板の形を選ぶ

天板の形状は、部屋のスペースやレイアウトに合わせて選ぶのがポイントです。オーソドックスなのは長方形。通常は短い辺を壁に寄せて使い、人数が多いときは壁から離して椅子を増やすこともできます。少人数で使うなら、コンパクトな正方形や柔らかい印象を与える円形も候補にいれましょう。

テーブルの高さ・脚の形状もチェック

ダイニングテーブルの高さは、70~72cmが標準的です。ただし、座り心地のよさは椅子の高さにも左右されます。ダイニングチェアに座った際に、太ももが天板裏にあたらないことが大切。チェアの座面とテ天板の間に27〜30cmほど余裕があるかを確認しておきましょう。

脚の形状には、4本脚のほか、1~2本脚タイプもあります。脚の本数が少ないほうが省スペースに使えるイメージもありますが、脚の位置によっては椅子をしまいにくかったり、人の足があたってしまったりするので注意してください。

動線の確保も忘れずに

使い勝手のよいダイニングスペースを作るには動線の確認が欠かせません。椅子を引いてスムーズに座ったり立ち上がったりできるか、うしろをほかの人がスムーズに通れるかなど、ダイニングテーブルの周囲に十分なスペースを確保できるかも忘れずにチェックしましょう。

【ダイニングテーブルのまわりに必要なスペースの目安】

空間にマッチするダイニングテーブルのデザインやスタイル

理想的なダイニングエリアを作るには、ダイニングテーブルと、部屋の雰囲気や既にある家具との調和が大切です。インテリアスタイルや素材をチェックして、ぴったり合うものを見つけましょう。

インテリアスタイルとの調和

統一感のある空間を演出するためには、部屋全体のインテリアとの調和が重要。モダン・クラシック・ヴィンテージ・ナチュラルなど、部屋のインテリアスタイルに応じてダイニングテーブルのデザインを選びましょう。ほかの家具や小物との相性も考慮すれば、さらに一貫したスタイルでインテリアをまとめられます。

モダンなインテリアが好みなら、シンプルで洗練されたデザインのテーブルをチョイス。スリムな脚や光沢のある天板など、細部のデザインやツヤ感にもこだわることで、さらに与える印象が左右されます。一方で、温かみのある雰囲気を求めるなら、曲線が多用されたデザインを選ぶのがポイント。ファミリーで使う場合は、汚れや傷が目立ちにくいかも確認するとよいでしょう。

素材や色の選び方

どんなインテリアにも合わせやすいのは木製テーブルです。モダンな空間にも、ナチュラルテイストな空間にも違和感なくなじむので、悩んだら木製から選ぶのがおすすめです。黒いアイアンの脚を合わせるなど、異素材とのミックスでさらにバリエーションが広がります。

また、全体の統一感を重視するなら、色の選び方も重要。ナチュラル系インテリアには明るい色合い、モダンインテリアにはダークな色味がフィットしやすいでしょう。ダーク系の床にあえて明るい木製テーブルを合わせるなど、遊び心を加えるのもおしゃれな空間を作るテクニックです。

ライフスタイルに合わせて機能性にも注目

ライフスタイルによっては、機能性の高いダイニングテーブルを選ぶのもありです。天板の下に薄い引き出しがついたものは、頻繁に使うカトラリーやテーブルクロスを収納できて便利。棚つきなら、小物をディスプレイしたり子どもの宿題に使う文房具を置いておいたりと、フレキシブルに使えます。

シーンで使い分けたい人には、エクステンションテーブルもおすすめ。天板のサイズを変えられるので、来客などで人数が増えても対応可能です。別にテーブルを用意する必要がなく、スペースや費用を節約できるというメリットもあります。

椅子や照明との調和も重要なポイント

周辺のインテリアアイテムと調和させることで、ダイニングテーブルのよさがさらに引き立ちます。購入したあとで「なんだかしっくりこない」と感じてしまうことのないよう、部屋全体でのバランスを重視しながら選びましょう。

ダイニングテーブルに合わせる椅子は、ダイニングの印象を決める大切な要素です。そろいすぎて味気ないのが気になる場合は、あえてバラバラの椅子を合わせるのもおすすめ。テーブルと椅子の「色」「形」「素材」「質感」のどれかを統一すれば、おしゃれな印象にまとまります。

照明選びもダイニングテーブルの心地よさを左右します。大きなテーブルには小さめのペンダントライトを多灯吊りしたり、広い範囲を照らすシャンデリアを合わせたりするのもありです。落ち着いた大人っぽい空間を作るには、カバーから光が漏れないタイプを選ぶのもよいでしょう。吊るす高さにも注意し、食事中に直接光が目に入らないよう調整してくださいね。

ダイニングテーブルのメンテナンス

長く使うためには、耐久性やお手入れのしやすさも忘れずにチェック。とくに、無垢材のダイニングテーブルを選ぶ場合は、保証やアフターサービスが充実しているショップで購入することが大切です。

長く愛用するなら耐久性のある素材を選んで

ダイニングテーブルをできるだけ長く使いたいという人には、長期間の使用にも耐えられる木製がおすすめです。とくに、ケヤキ・カエデ・オーク・ウォルナットといった硬質な木材は傷や衝撃に強く、毎日の使用に適しています。木製のテーブルは経年変化を楽しめるのも魅力のひとつ。時が経つにつれて味わいが増すので、長く使うほど美しい外観も手に入ります。

お手入れのしやすさを確認

お手入れのしやすさも忘れずに確認しましょう。適切に加工された木製テーブルを選べば、基本的なお手入れは乾いた布でサッと拭き取るだけでOK。中性洗剤を使ったお手入れも可能なものであれば、ひどい汚れにも対応できます。無垢材を使ったテーブルの場合は、定期的に木製用のワックスやオイルを塗布することで、木材を保護しながら美しい光沢もキープできます。

長期的な保証やアフターサービスの有無も要チェック

長く愛用したい人は、長期的な保証やアフターサービスの有無も確認しておきましょう。とくに、湿度や気温によって反りや割れが起こりやすい無垢材の場合、いつでも相談できるメーカーや販売店からの購入がおすすめです。なかには、天板についた傷を削って新たに塗装するメンテナンスや、脚の長さを調節するリメイクに対応している店舗もあります。

コストパフォーマンスに優れたダイニングテーブルを手に入れよう

ダイニングテーブルを購入する際は、予算も明確にしておきましょう。予算内でコストパフォーマンスに優れたものを選べば、購入後の満足度もグッと高まります。

購入前に予算を決めておく

大きなアイテムであるダイニングテーブルの購入時は、はじめに予算をしっかりと決めておくことが大切です。いろいろな商品を検討していると、予算がどんどんあいまいになりがち。ダイニングチェアも同じタイミングで購入するなら、トータルでどのくらいの予算が必要なのかを検討しましょう。住んでいるエリアによって配送料が異なる場合も多いので、配送料や保証にかかる費用なども忘れずに確認してください。

こだわりたいポイントを明確に

予算を決める際は、自分がこだわりたいポイントをはっきりさせておくのがコツです。ブランド品から選ぶのか、オーダーして自分の好みのテーブルをいちから作るのかなど、あらかじめ決めておきましょう。また、アウトレットを利用する選択肢もありますが、保証やアフターサービスが充実した店舗で選ぶほうが、結果的にコストパフォーマンスに優れたテーブルを手に入れられます。

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カエデとは?

カエデの起源と特徴

カエデは、ムクロジ科カエデ属に属する落葉高木の総称です。 カエデという名称は、葉の形がカエルの手に似ていることから「かへるで(蛙手)」と呼ばれ、それが転じて「カエデ」になったとされています。 葉が手のひらのような形で、切れ込みの深さによって「モミジ」や「カエデ」と呼び分けられます。

秋になると、カエデの葉は鮮やかな赤や黄色、オレンジ色に変わります。カエデの美しい紅葉は観賞用として人気があり、多くの観光地で紅葉狩りが楽しまれます。 種によって異なりますが、多くのカエデは滑らかな樹皮を持ち、若い木は淡い色で、成長するにつれて濃い色に変わることがあるのが特徴です。 春には小さな花を咲かせ、風によって受粉します。カエデの種子は「サマラ」と呼ばれ、羽根のような形をしており、風に乗って遠くまで飛びます。  

カエデの生態と生息地

カエデは比較的速く成長する樹木です。成長過程では、若い木は日光を好みますが、成木になると陰にも強くなります。 カエデは湿潤な土壌を好みますが、水はけの良い場所でよく育ちます。日当たりの良い場所を好みますが、種によっては一部陰がある場所でも成長します。 カエデは北半球の温帯地域を中心に広く分布しており、特に北アメリカに多く自生しています。アメリカやカナダでよく見られカナダの国旗に描かれているカエデはシンボルとしても知られています。

北アメリカのカエデは、多様な環境に適応し、都市部から森林地帯まで広く見られます。また、日本や中国、韓国など東アジアには多くの種が存在します。日本では特にモミジ(紅葉)として知られ、美しい紅葉が観光名所となっています。アジアのカエデは、山地や丘陵地帯に多く見られます。ヨーロッパにも一部のカエデの種が自生しており、特にイギリスやフランスなどで見られることが多いです。ヨーロッパのカエデは、庭園や公園に多く植えられ、美しい景観を作り出しています。

木材としてのカエデ

カエデの木材の特性と利用価値

カエデ(メープル)の木材は、非常に硬くて強度があるため、耐久性が高く、衝撃にも強いです。木目は細かく均一で、美しい光沢があるため、仕上げ加工がしやすく、美しい見た目となります。色は淡いクリーム色から薄い褐色まであり、時が経つにつれてやや黄色味を帯びることがあります。特に、光沢のある仕上がりが特徴です。カットや削り、研磨がしやすいことから、家具や床材として非常に人気があります。また、硬くて強度があるため摩耗に強く、長期間使用しても美しさを保つことができます。カエデの木材は多くの用途で使われています。

例えば、美しい木目と耐久性を生かして、高級家具やキャビネット、テーブルなどに広く使用されます。また、耐摩耗性と美しい外観から、フローリング材としても非常に人気があり、住宅や商業施設でよく使われます。さらに、カエデは音響特性に優れているため、ギター、バイオリン、ドラムなどの楽器の素材としても使われたり、強度と耐久性を活かして、野球のバットやスケートボードのデッキ、ボウリングのピンなどにも使用されています。カエデはその耐久性と美しさから、非常に価値の高い木材とされています。

カエデの木材加工の方法と技術

カエデ材は乾燥が難しく、反りやすい特性があるため、慎重な工程が必要となり、適切な温度と湿度管理が重要です。加工の過程では、プレーナーや手押し鉋を使用して、表面を滑らかにし、均一な厚さに調整します。次にサンドペーパーや研磨機を使って表面をさらに滑らかにします。目の粗いサンドペーパーから始めて、徐々に細かいものに移行します。簡単な接合には釘やネジが使用されますが、カエデの硬さから、事前に下穴を開けると良いでしょう。

木工用接着剤を使用して部材を接合し、強度を保つためクランプで圧着します。ほぞ継ぎ、ダボ接ぎ、フィンガージョイントなどの技術を使用して、強度と美しさを兼ね備えた接合を行います。カエデの木材を蒸気で加熱して柔らかくし、曲げ型に固定して冷却することで、曲げ加工を行います。この技術は、特に曲線を必要とする家具製作で用いられます。

仕上げは、木目を活かした透明なラッカーやポリウレタン塗装が一般的です。また、着色塗装を施して色味を調整することもあります。オイル仕上げの方法では、木材にオイルを浸透させて、自然な光沢と手触りを与えます。特に、木目を強調する効果があります。カエデの硬さと美しい木目を活かすために、それぞれの工程で適切な方法と技術を駆使し、高品質な製品を作り出します。

カエデのインテリア利用

カエデのインテリアデザインへの応用

タヤカエデやハードメープルは耐久性が高く、ダイニングテーブルやチェアといった使用頻度の高い家具に適しています。美しい色合いと木目が特徴で、寝具のフレームにも使用されます。また、カエデ材は美しい木目とキメの細かい肌触り、優れた耐久性を持つため、フローリング材としても人気です。

特に、淡い色のメープル材は部屋全体の雰囲気を明るくする効果があります。絹糸のような光沢と緻密な木目は装飾材としても評価が高く、壁面パネルや天井材などにも使用されます。カエデの木材は、さまざまなインテリアデザインに応用されており、美しさと機能性を兼ね備えた空間を作り出すのに役立っています。

カエデを活かしたインテリアの魅力と効果

カエデの木材は自然の温かみを感じさせる色と質感を持ち、居心地の良い空間を作り出します。リビングルームやベッドルームなど、リラックスできる環境に最適です。 淡いクリーム色から薄い茶色までの色調があり、室内を明るく開放的に見せる効果があります。

また、カエデの木材は、さまざまなインテリアスタイルに馴染みやすいところが魅力です。モダン、クラシック、スカンジナビアンなど、どのスタイルにも自然に溶け込み、視覚的な統一感をもたらします。 木材は天然素材であり、化学物質を含まないため、室内空気の質を保ちやすいです。カエデの木材を使用することで、健康的で快適な生活環境に近づけることができるでしょう。

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一枚板の魅力を活かしたインテリア

一枚板とは、一本の木から切り出された無垢板のことです。節や木目の個性がそのまま活かされており、自然の美しさを感じられるアイテムとして人気があります。ダイニングテーブルやデスクのほか、カウンターテーブルやドアなど、さまざまな用途で活躍します。一枚板を取り入れたインテリアの醍醐味は、曲線を描くフォルムや個性的な杢目を楽しめる点。世界にひとつだけのオリジナル家具が手に入るのは大きな魅力です。部屋にあたたかみをもたらしつつ、ほかの素材にはない高級感も演出できます。

どんなスタイルのインテリアにもなじみやすい

目線が集まるフォーカルポイントとして力強い存在感を放つ一枚板ですが、不思議とどんなインテリアにもなじみやすいもの。自然素材を使ったアイテムは、置くだけで部屋に落ち着きとやすらぎを与えるので、モダンな空間にもクラシカルな空間にもスッと溶け込みます。 ナチュラルな魅力にあふれた一枚板は、自然を感じさせる北欧風インテリアにもぴったり。グレーやくすんだブルーなど、北欧らしいやさしい色合いの壁紙や家具ともよく合います。一枚板自体に存在感があるので、デザイナーズ家具と合わせてもお互いが引き立つでしょう。

デザイン性が高い一枚板は、クールでスタイリッシュな部屋にもぴったり

一枚板を使ったアイテムは、ステンレスやアイアン素材の多いクールな部屋にもぴったりです。スタイリッシュな空間との相性もよいため、タイルやコンクリート壁と組み合わせるのもおしゃれ。高いインテリア性を持つ一枚板だからこそのメリットです。たとえば、ミニマルなリビングに一枚板のテーブルを置けば、まるでアートを飾っているかのような気分も味わえます。インダストリアルな空間でも、金属やコンクリートの冷たい質感と対比させることで、バランスの取れたインテリアが完成します。

和室とも好相性。和モダンな空間演出にもおすすめ

天然木を使った一枚板は、伝統的な和室はもちろん、置き畳を敷いた和風スペースとも好相性。高級感ただよう一枚板の座卓なら、来客をもてなす際にも活躍します。お気に入りのテーブルが話題のきっかけになることもあるでしょう。 和室というと明るい色味のケヤキなどを思い浮かべますが、コントラストのはっきりしたモンキーポッドなどの一枚板なら、和モダンな空間にもよく合います。国産の木だけでなく、外国産の木も和の空間にマッチします。

床材の色と一枚板テーブルの空間コーディネート

床色とテーブルの色は統一したほうがいいのか、悩む人も多いのではないでしょうか。一枚板のダイニングテーブルなら、ライトな床にもダークな床にもしっくり合います。目指すインテリアに合わせてコーディネートしていきましょう。

ライトな床色 | ダークなテーブルでコントラストを作り出す

最近人気が高まっているのが、白っぽい明るめの床色です。空間が広く感じられる分、家具も明るいとメリハリのないぼやけた印象になりがち。そこでダークな色合いのテーブルを合わせると、テーブルが部屋のアクセントとして映えて、モダンで洗練された雰囲気を与えます。 カジュアルな印象のほうが好みなら、明るめの樹種を選んだり、細いアイアンの脚を合わせたりするのもおすすめ。一枚板に上質感があるのでチープにならず、明るいなかにもインパクトのあるインテリアが作れます。

中間色の床 | 同系色のテーブルなら統一感と落ち着きが生まれる

明るすぎず暗すぎない床色の場合は、同系色のテーブルが合わせやすいでしょう。たとえば、床とテーブルを同じウォールナットでそろえれば、グッと統一感がアップ。部屋全体がまとまりやすいので、落ち着いたリラックスできる空間を演出できます。高級感のある組み合わせですが、色味を合わせたことで単調な印象になってしまう場合も。床とテーブルがそろい過ぎていると感じたら、ラグマットや観葉植物をプラスしてみましょう。空間に奥行き感がでるうえ、居心地もよくなります。

ダークな床色 | 床より明るい樹種を選べば、テーブルの存在感が引き立つ

一枚板テーブルを目立たせたいときは、床より明るい色味のテーブルを合わせるとさらにテーブルのインパクトが大きくなります。床の暗さもやわらげてくれる組み合わせなので、部屋が広く見える効果も期待できます。部屋にしっくりとなじませるコツは、ソファの脚や椅子の色をテーブルとそろえること。バランスを取りやすくなるので、テーブルだけが浮いてしまうこともありません。黒のランプシェードや黒のフレームを使った絵を飾って、空間を引き締めるのもおすすめの方法です。

一枚板をインテリアに取り入れるときのポイント

存在感あふれる、個性豊かな一枚板。インテリアに取り入れるときは、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

個性豊かな杢目を引き立たせるなら、シンプルな空間に合わせる

年輪の模様を指す「木目」のほかに、「杢目」と呼ばれる特殊な模様が楽しめるのも一枚板の魅力です。杢目とは、気象や傷などが影響して年輪が変化したもの。杢目にはさまざまな種類があり、同じ木でも切り取る場所によって表情が異なります。 個性豊かな杢目を引き立たせたいのであれば、できるだけシンプルなインテリアに合わせるのがポイント。とくに床の木目がはっきりとしている場合や、ほかにインパクトの強い家具がある場合などは、せっかくの杢目が目立ちにくくなってしまいます。

レジン仕上げも候補に入れて

レジン仕上げとは、レジンという透明な樹脂を組み合わせたもの。テーブルには向かない形の一枚板も、周囲をレジンで固めることによって、長方形のテーブルに仕上げることができます。また、一枚板に開いた隙間をレジンで埋めて形を整える場合もあります。 レジン仕上げの一枚板は海外ではリバーテーブルやウッドリバーテーブルと呼ばれ、まるでアート作品のようなものも。レジン仕上げに対応したオーダー家具店などで、気に入った一枚板を使ってテーブルを作ってもらうのもよいでしょう。

テーブル脚や椅子とのバランスもチェック

テーブルとして使う場合は、脚の素材やデザイン、合わせる椅子とのバランスにも注目するとよいでしょう。一枚板のテーブルなら、どっしりとした木の脚のほか、細いアイアン製の脚ともよく合います。脚の長さを替えれば、ダイニングテーブルからローテーブルへのリメイクも可能です。 デザイン性が高い一枚板テーブルですが、どんな椅子でもフィットしやすいところがうれしいポイントです。簡単に統一感を出したいときは、樹種や色味を合わせるのがコツ。真っ白なイタリア製の椅子などを合わせて、スタイリッシュにまとめるのもすてきです。

まとめ | 一枚板とインテリアの調和を意識しよう

一枚板とインテリアの調和を図るためには、床材の色を活かしたコーディネートが重要です。床材の色に合わせて一枚板を選ぶことで、自然な統一感とバランスの取れた空間を演出できます。床色と一枚板テーブルの色味をそろえれば、統一感のあるコーディネートが完成。また、アクセントとして床色と異なるトーンのテーブルを配置することで、インテリア全体に動きと魅力を加えるのもおすすめです。

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木材の種類

木材を使ったインテリアを楽しむためには木について知ることが大切です。木には大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類があります。針葉樹は、英語で「ソフトウッド」と呼ばれ、柔らかく軽量な樹木です。軽いうえに、木目が一定方向で加工しやすいのが特徴で、手触りもよいためリビングテーブルや子ども用の学習机などにも使われています。広葉樹は、英語で「ハードウッド」と呼ばれ、硬くて重い樹木です。広葉樹の魅力は個性的な美しい木目。強度と重量があるため、本棚や食器棚、ベッドに使われます。

欅(ケヤキ) 黄色がかった赤みの強い色合いと力強い木目には存在感があり、モダンテイストの部屋や和室とも好相性です。
栃(トチ) 木の器にも使われる身近な木材です。縮み杢(ちぢみもく)と呼ばれる、細かく波打つような杢目が個性的。美しい杢目は、ほかの樹種や異素材ともマッチしやすいでしょう。
モンキーポッド 濃い色と薄い色のグラデーションが美しいダイナミックな杢目が人気です。樹皮に近い部分は乳白色なのが特徴的。テーブルに加工した場合、様々な色のチェアにもマッチする柔軟性が魅力です。
クスノキ 流れるような木目とやさしい色合いが特徴。明るい印象になるため、ナチュラル系の部屋ともマッチします。床材や家具の色に馴染みやすいのが人気の秘密です。
ナラ 広葉樹で、ナチュラルな色合いと均一な肌目が特徴。ナラ材の床に、同じくナラのテーブルや椅子を合わせるのが王道のスタイルです。
ボセ 鮮やかなオレンジ色と美しい杢目が特徴的で、なかには美しいグラデーションを持ったものも。チェリー材に色味が似ていることから別名アフリカンチェリーとも呼ばれます。原木の輸出が規制され、手に入れることが難しい希少性の高い樹種です。

木のインテリアデザインの魅力

木のインテリアには、温かみのある雰囲気はもちろん、心地よい香りや手触りなどさまざまな魅力があります。

自然な風合いと温かみに癒される

自然の美しさと温もりを部屋に取り入れられることは、木のインテリアの大きな魅力です。木製の家具を置いたり、ドアや壁の一部に木を取り入れたりすることで、見た目はもちろん、木の香りや手触りによるリラックス効果も期待できます。

健康にもよい影響が期待できる

たとえば、調湿作用のある無垢材を広範囲に使えば、空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出してくれるなど、木材を使用することで健康によい影響が期待できます。見た目や香りによる癒し効果も見逃せません。木目には「1/fゆらぎ」が存在しており、見ているだけで人に心地よさと安心感を与えることがわかっています。「ゆらぎ」とは、そよ風や焚火の炎のように、規則性のない連続した変化のこと。直観的に好みの木目を選んでみるのもよいでしょう。さらに、無垢の木材は樹種ごとに特有の香りを持っており、かすかに感じる香りはストレスや不安をやわらげる心理的作用が期待できます。血圧の安定によい影響をもたらすとも言われており、リラックス効果だけでなく健康に配慮したい人にもおすすめです。

耐久性と持続性があり、環境への配慮も可能

木材を活かしたインテリアは、長期間に渡って愛用できるのもうれしいポイントです。弾力があって柔軟な木材は、耐久性が高い素材。適切な加工と保護が施されている家具を選ぶことで、年月が経っても美しさをキープできます。また、木は再生可能な資源であり、環境への配慮という点でも優秀な素材です。ただし、ほかの素材同様、加工の過程を含め環境への影響はゼロではありません。木製家具は、経年変化しても風合いが楽しめるうえに再利用しやすいため、環境に優しく長期間使えるのが魅力の一つです。

木材をインテリアに取り入れる際のポイント

身近な木を使ったインテリアですが、使われる板にはいくつかの種類があります。

無垢材 天然木を指し、なかでも「一枚板」と呼ばれるものは、1本の木から切り出した板のことです。基本的に、継ぎ足したり重ねたりしていない木材を使った木製家具に対して使われます。
突き板 天然木を0.2mm程度のシート状にスライスしたもの。ベニヤなどの合板に貼りつけて使い、北欧家具などにも使われる技法です。無垢材のような木割れや反りが起こりづらい反面、傷などを削ってメンテナンスすることはできません。
木目調 木目模様をプリントしたものです。本物の木が持つ風合いは感じられませんが、非常にリーズナブルな商品。近年では木を触っているかのような感触の商品まであります。

床材やほかの家具との相性をチェックする

木を使ったアイテムでそろえたのに、チグハグした印象にならないように床材やほかの家具との相性を考慮しながら選びましょう。明るいフローリングに、暗めで落ち着いた色合いの家具を合わせると浮いてしまうこともあります。色の相性以外にも、質感やツヤの有無にも左右されるため、実際に部屋に置いたときの相性をしっかりとシミュレーションしましょう。どうしても悩んでしまうときは、相談できるスタッフがいるショップで購入するのがおすすめ。モダンなインテリアに無垢材の一枚板テーブルを合わせるといった難易度の高い合わせ方も、専門家と一緒なら安心できます。

木材のインテリアデザインの幅を広げるアイデア

ここからは、木材を使ったインテリアをさらに楽しむためのアイデアをご紹介していきます。

ほかの素材との組み合わせを楽しむ

金属やガラスなどの異素材と組み合わせることで、インテリアのバリエーションはさらに豊かになります。たとえば、木材に金属製の脚を合わせれば、モダンで洗練された雰囲気を演出できます。インダストリアルな印象も与えられるので、テレビやオーディオ機器を置いた空間ともしっくり馴染むでしょう。ガラスとの組み合わせは空間に軽やかさを、石材との組み合わせはリゾート感あふれる印象をもたらします。完成品を選ぶ以外に、一から加工を依頼する場合は、さらに自由度がアップします。

リサイクル木材にも注目

資源の有効活用やCO2排出削減に関心がある人は、リサイクル木材を活用した家具を選びましょう。一度使われた木材は、経年変化によって独特の風合いや味わいを持ちます。リサイクル木材の活用は、地球に優しいのはもちろん、おしゃれなインテリアの素材にもなるでしょう。

DIYプロジェクトの可能性

長年愛用した木製家具は、DIYで新たな魅力を引き出すことも可能。子どもが独立したあとにテーブルを小さくしたり、脚を短くして座卓にリメイクしたりと、自由にDIYできるのも木製家具の魅力のひとつです。

木材の加工方法と利用例

木材の加工にはどのような方法があるのか、無垢材の一枚板テーブルを例にとってご紹介。また、家具のほか、床材や小物などの利用例についても解説します。

木材の加工工程

無垢材の一枚板テーブルは、厳選された高品質の木材を使用し、丁寧に加工されています。

木材の利用例

家具のほか、床材や小物としてさまざまな用途に活用できる木材。主な利用例をご紹介します。

木材の保護とメンテナンス

木材をインテリアに取り入れる際に欠かせないのが、適切な塗装とメンテナンス。家具の場合、ウレタン塗装・オイル塗装・UV塗装・ラッカー塗装など、塗装方法によって仕上がり後の質感やお手入れに大きな違いが生まれるので、自分の目指す見た目やライフスタイルに合う塗装を選ぶことが大切です。無垢材の質感を楽しむなら、表面をコーティングして汚れや傷から守るウレタン仕上げか、しっかり木を感じられるオイル塗装がおすすめです。

メンテナンスの方法

木製家具で人気のウレタン仕上げとオイル仕上げのメンテナンスについてご紹介します。

まとめ | 木材を使った暮らしを楽しもう

インテリアに木材を取り入れることは、温かみのある雰囲気をもたらす以外にも、おしゃれで洗練された空間を実現できるのが魅力です。そしてなにより、無垢材の一枚板テーブルのように、世界にひとつだけの家具を手に入れられるのも醍醐味のひとつ。木材の種類やメンテナンス方法をチェックして、ぜひとも自分だけのお気に入りを見つけてください。

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